村の男たちにガッツリ調教される人妻がエロい「沙雪の里」

沙雪の里」(コアマガジン)は、調教・NTRの名手として知られる山文京伝の最新刊。田舎の村に引っ越してきた一家が、女を全員で共有していく村で、濃厚なセックスに溺れていく。ヒロインである雪子は、脱サラした夫・秀夫、息子の秀一と共に人里離れた村落「牡種の郷」に引っ越してきた人妻。牡種の郷は一見ごく普通の田舎の村で、村人たちも気さく、3人家族は村を挙げての歓待を受けるが……。

家族が引っ越した牡種の郷は過疎化が進み、女子供が少ないこともあって、出産可能な女と子供は村の共有財産とする風習があった。村の女は持ち回りですべての里の男の妻となり、村の子供を生むことを定められていた。そして雪子も真の意味での「村の女」となるべく、 村の男たちに犯され、セックス漬けにされていく。 本作では雪子が村人たちの調教を受け、快楽に溺れていく様子を1冊まるまる使ってねっとりたっぷり描写している。最初は発情を誘う村の酒を飲まされ、半ば無理矢理犯されていた雪子だが、しだいにその状況に慣らされ、 男たちの肉棒を求めるようになる。 たくさんの男たちに囲まれ、身体中を嬲られ、肉棒に激しく突かれて淫らになっていく姿はとにかくエロエロ。物語中盤から後半では、雪子が息子・秀一の友達の少年に犯され続け、身も心も支配されていく。禁忌を破る快感に人妻が溺れていく姿が激しくエロい。 本作のラストは2種類用意されている。一つは息子の秀一にかすかな希望を託すもの。もう一つはネタバレになるので詳しくは書かないが、真のNTRエンドとでもいうべきラスト。どちらが好みかは読む人によって評価が分かれるだろうが、ぜひ濃厚な調教物語の結末を自分の目で確かめてほしい。とにかくねっとり濃厚で、エロさ保証付きの逸品だ。

【収録作品】「沙雪の里」1~17話+最終話×2パターン

沙雪の里

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うさくん「初恋!りりかるえっち」(茜新社)
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みうらたけひろ「BUST UP SCHOOL-やわらか記号群-」(富士美出版)

キーワード: 人妻, 調教

2011年03月05日 14時39分