ツナガル★バングルは
ういんどみるの第7作目となるタイトルだ。
過去に失われてしまった魔法使いの遺産を巡り、冒険心あふれる主人公が5人のヒロインたちと一緒に宝探しをしていく。
その過程の中で、特定のヒロインと深く“ツナガル”ようになっていく。
コミカルなタッチで描かれながらも、甘い恋愛たっぷり詰まったアドベンチャーゲームになっているぞ!
●冒険好きな主人公と冒険好きな少女の出会いが新たな冒険を切り開く!
物語の世界は車もパソコンもある、いわゆる現代なのだが、大昔に「魔法使い」と呼ばれる人種がおり、彼らが残した魔法のアイテムや造形物が存在している。
実際に魔法の効果が残ったアイテムは貴重なものなのだが、主人公たちが暮らす和泉崎は100年以上昔に「大魔法使いが造った港町」ということで、大魔法使いの手が加わったものが至るところに見られる街だ。
冒険や探検といったものが大好きな主人公にはうってつけの土地なのだが、子供の頃とは違って友人たちは冒険なんかに興味を示さない。
仕方なく1人で冒険を繰り返す主人公だったが、自分以上に冒険が大好きな少女「一ノ瀬 悠夏(いちのせ ゆうか)」との出会いによって、ワクワクするような冒険の世界が開かれていくことになる。
▲主人公と同じく「冒険」「お宝」「危険」などが大好きな少女、悠夏。幼馴染みの「望月 真穂(もちづき まほ)」とその友達の「夕凪 樹里(ゆうなぎ じゅり)」も一緒に冒険していくことになる
▲悠夏がお爺さんから貰ったという鍵から古びた地図を発見し、大魔法使いの残した塔を訪れた主人公、悠夏、真穂、樹里の4人は、最上階で不思議な光に包まれる。光が収まると4人の腕には見慣れない腕輪が!
●不思議な腕輪(バングル)から始まる魔法のお宝探し!
最初は魔法のアイテムだという以外に何も分からない腕輪だったが、真穂のオナニーボイスが腕輪を通じてみんなの耳に届いたことにより、通信機能の存在が発覚する。
また、腕輪の羽飾りが回転すると大魔法使いの用意した宝探しアトラクションが開始され、勝利すれば魔法のアイテムが手に入るようになるのだ!
冒険心たっぷりの主人公と悠夏はもちろん、2人っきりにさせたくない真穂と、面白がって参加する樹里の4人は、魔法の宝探しを開始する。
▲自宅のお風呂でひとりエッチする真穂の声が、腕輪を通じて主人公たちのもとへ届けられてしまう。そうとは知らずに行為に没頭する真穂がエッチすぎる!
●ワクワクドキドキ、恋も始まるアドベンチャー!
魔法の宝探しは「大魔法使いの印から飛び出す光の玉を2人で捕まえる」というもの。
光の玉は高速で移動したり、分裂したりと一筋縄ではいかないが、見事捕まえることができれば光の玉がマジックアイテムに変化する。
光の玉を追い求める主人公たちと、街の財産であるマジックアイテムを守るために立ちはだかる「津宮 雫(つのみや しずく)」とお付きのメイドさん「藤倉 いつき(ふじくら いつき)」も宝探しに加わり、冒険はさらにヒートアップしていく。
もちろん5人の女の子たちと一緒に冒険するわけだから、恋愛感情が生まれないわけがない。
冒険のドキドキと並行して、恋愛感情によるドキドキも生まれてしまうのだ!
▲光の玉を追う主人公たちの前に立ちはだかる雫は、和泉崎の魔法使いの遺産を管理する「津宮家」のご令嬢だ。彼女とお付きのメイド、いつきも攻略可能なキャラクターだ
▲光の玉の追跡は和泉崎の街中で行われるが、テトラポットの上を走り抜けたり森の中を追跡したりと危険もいっぱい。だからこそ仲間同士の連帯感が恋愛に発展するのも早いのだ
●コミカルな演出とシリアスなシーンのギャップが魅せるシナリオ
ゲーム全体のイメージは明るく、デフォルメされたキャラクターによるコミカルな演出がたっぷり詰め込まれている。
しかし、ヒロインたちの主人公に対する真摯な恋愛感情からシリアスなシーンが展開されることもある。
メリハリの付いたゲーム展開のため、長くゲームをプレイしても少しも飽きるということがない。
▲コメディータッチで進む宝探しやイベントの数々。静止画では伝わらないが、どのシーンもかなり動きの入った演出になっている
▲メッセージエリアの色が変わったときは、ヒロインの視点からストーリーが進む。主人公を想うヒロインたちの、真剣な思いが語られることも…
●“ココロがツナガル”からこそ“カラダもツナガル”ラブラブエッチシーン
宝探しをする中で相思相愛となり、特定のヒロインと付き合うことになったら、宝探しを継続しながらもラブラブなエピソードが続いていく。
どのヒロインの場合でもすべてラブラブなエッチになっており、「明るいタッチのラブラブエッチがやっぱり一番!」という人にはとてもうれしいゲームとなっている。
共に冒険してきたからこそ心が繋がり、体も繋がる。
そんなエッチはとてつもなくアマアマでラブラブなのだ!
▲どのヒロインとも相思相愛、ラブラブなエッチシーンが展開されるため、無理やりとか。悲壮感の漂うゲームが苦手な人にはうれしい
●どのヒロインとのシナリオもしっかり「恋愛」している良作
アダルト・ノンアダルトに関わらず、ヒロインとの恋愛がどれだけ描かれているかが恋愛アドベンチャーでは重要となる。
その点、「ツナガル★バングル」はどのヒロインにおいてもしっかりと描ききっており、恋愛の甘酸っぱさを疑似体験できるようになっている。
ゲーム全体の中で「告白するまで」と「告白した後」のボリュームが同程度あり、付き合うことになったヒロインとの恋人関係を長く楽しめるという点がうれしい。
ういんどみるの久々の新作は、期待した以上にコミカルで楽しく、ラブラブに萌えるタイトルになっているぞ!