妄想を二次元絵に描写するエロマンガの世界では、リアルと妄想世界の狭間をさまようストーリーが秀逸とされる。「発情期少女」(マガジン・マガジン )は、耽美な絵柄で特異なエロスを描くコトに定評のある白石明日香短編集。息を飲むような美少女たちが意表を突く展開で次々性行為に及んでいく。
朝起きたら毒虫になっていたのがザムザくん。朝起きたら触手になっていたのが雅隆。雅隆は両親に殺されそうになるのだが、両親を制止することに成功したのが、雅隆の2人の妹。妹と触手となった兄の不思議な共同生活を描いた「私が愛した触手様」のエロさとシュールさは秀逸だ。