一度味わえばクセになる魔物娘たちの天国にいらっしゃい!

魔物娘たちとの楽園~蜘蛛と鳥と◎と~魔物娘との性活~ラミアの場合~」に始まったVANADISの「魔物娘」シリーズ。王道的ファンタジーエロスの道を進みながらも、独自の世界観を確立しつづけている人気のシリーズだ。本作「魔物娘たちとの楽園~蜘蛛と鳥と◎と~」は、そんな人気のシリーズの第四作目。

■魔物娘とならではの楽しくも切ない純愛体験を堪能せよ!
魔物娘たちとの楽園~蜘蛛と鳥と◎と~

魔物娘たちとの楽園~蜘蛛と鳥と◎と~」は、前三作までの空想的なコンセプトを引き継ぎつつも、世界観に「和のテイスト」を取り入れており、ほかにない独特の空気感が特徴。ジャンルの広いエロゲ世界の中でも、まさに本作でしか味わえないオンリーな体験が味わえる一作となっている。

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今回のヒロインはずはり3人! 傍若無人な蜘蛛姫様ことアラーニェ、不幸体質な付き人鳥娘なルピュア、そして のんびり屋の一つ目鬼娘スィーク。そんなマイペースな3人が織り成すコミカルで健康的な日常の掛合い劇が本作の見どころの一つとなっている。
毎日食卓で展開される、主人公含む4人の、温かくもアホで素朴なやり取りは、微笑ましさを感じずにはいられない。この微笑ましくも楽しいやりとりは、ヒロイン3人のうち誰かのルートに入ったらその人以外は陰をひそめてしまうということもない。
主人公と3人の魔物娘が紡ぐ楽しい食卓の風景は、まるでプレイヤーの帰る場所のように、眩しく賑やかにそこにありつづける。わいわいと愉快な日々に浸ることが好きな方には、その楽しい空気感を堪能できるのでオススメ!

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ほかにも心揺さぶるのはそんな楽しい日常シーンだけではない。エッチシーンも期待を裏切らない素晴らしいできになっている。
魔物娘といえど、人間と同じように(あるいはそれ以上に?)性欲を持っており、夜になれば昼の楽しい顔とは別の顔を覗かせてくれる。肉欲を満たす濃ゆいエッチというわけではなく「せっかく人間の男を呼び出したんだから、いろいろ抜いてあげなきゃね♪」というスキンシップ的な感覚で、主人公の股間を弄んでくる……。
ある時は蜘蛛の糸でネバネバ攻撃、ある時は優しく羽毛で優しく抜いていただいたり。見た目は女性でも、やっぱり魔物、その人間ならざる力でホールドされ、まるで大人の女性に弄ばれるかのごとく、優しく股間をこき下ろされる快感。
大胆な淫語や、激しいプレイで煽り立てるのではなく、"魔物娘が弄ぶ"という空気感やキャラクターの魅せ方より、男性に眠るドMごころをくすぐり立てる手際は見事というほかはない!!

魔物娘たちとの楽園~蜘蛛と鳥と◎と~

こんな紹介の仕方をすると、魔物娘たちはさぞかし淫乱で、お股もお緩いのではないかと思われるかもしれない……否、それは誤解である。確かに彼女たちは痴女ではあるが、誰にでも体を許すような娘たちではないことを強く伝えたい。
確かに、いつも主人公はあの手この手で股間を弄ばれてしまうが、実は一方的にこき抜かれるだけで、一線を越えることはなかったのだ。

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そんな彼女たちがたどり着く一線を超えたエッチは初々しく、心が苦しくなるほどに純情でした。普段のSっ気ありきの痴態な日常とは打って変わり、まるで青春のあどけない初恋体験を見ているような、いじらしいやり取りに、こころ浄化されない男性などいないはずはない。
痴女的側面と乙女的な側面、メリハリの利いたエッチシーンを駆使することで、単に異種姦を楽しむ作品ではないのだというメーカーの熱い思いが伝わってくる。そう、本作のテーマはずばり「種族を超えた恋愛」! 人間とではない、魔物娘ならではの楽しくも切ない純愛体験が堪能できちゃうのが最大の見どころなのだ!取り留めはないけれど朗らかで、ゆるい日常と個性豊かなヒロインたち、それとバリエーションに富んだエッチシーン。
もちろん、話がすすむごとに各ヒロインの物語が展開されるが、それはプレイしてからのお楽しみということで。エロゲ界オンリーにして、ほかにない極上のフルコースを兼ね備えた本作を、どうぞこの期に堪能してほしい。

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■あらすじ
人と魔物が覇権を競う血なまぐさい時代……余計な争いを避け、人里離れた神殿に隠れ住む“蜘蛛姫アラーニェ”は退屈に悩まされていた。「えぇい退屈じゃ退屈じゃ! 妾にもっと面白いことをもってこんか!」――付き人の“鳥娘ルピュア”と“一つ目鬼娘スィーク”は、アラーニェに無理難題を吹っ掛けられる毎日。
そして今日はこんなことを言い出した――「そうじゃ、召喚じゃ! 妾の力を持ってすれば、異界の扉を開くことなど造作もない!」。止めに入る付き人二人だが、アラーニェは聞く耳もたず、異界の扉を開き召喚を強行する。
さて、何が現れるのか……期待に胸を弾ませるアラーニェ、不安に押し潰されそうなルピュア、呆れてものも言えないスィーク。…………「ってぇ……何だよ一体、いきなり爆発とか……って、なんじゃこりゃぁっ!?」。召喚されたのは“ヒビキ”という名の人間の男。突然の事に目をパチクリするヒビキに、新しいオモチャがやってきたと楽しそうなアラーニェ。元の世界に帰せと食ってかかるヒビキだが「無理じゃ。召喚は一方通行、これは常識じゃぞ常識」と軽くいなされる。そんなこんなで始まった四人の共同生活。はてさて、どうなることか?

■キャラクター紹介
魔物娘たちとの楽園~蜘蛛と鳥と◎と~ アラーニェ(CV:宮沢 ゆあな)
「さぁ宴じゃ宴じゃ! 妾を楽しませるが良い!」
人里離れた山奥の神殿で、戦争から隠れるように生活している蜘蛛姫。古めかしい喋り方をする傍若無人な女の子。姫と呼ばれるだけあって気品はあり、見ているだけなら非常に愛らしい。退屈を何より嫌い、ワガママ放題、周りに無理難題を押しつける。しかし、一線を越えることはしないので、なぜだか憎めない。

魔物娘たちとの楽園~蜘蛛と鳥と◎と~ ルピュア(CV:榛名れん)
「あう~……どうしてわたしばっかりこんな目に~」
アラーニェに付き従う黒い翼を持つ鳥娘の付き人。呪われた黒い翼を持つことで、一族から放逐されたところをアラーニェに拾われる。真面目で誰よりもアラーニェのことを考えているが、少々融通が利かない面も。そんな性格のためか、アラーニェのワガママに苦労させられっぱなしの可哀想な女の子。主人公とは苦労人同士、妙に波長がある。

魔物娘たちとの楽園~蜘蛛と鳥と◎と~ スィーク(CV:秋野花)
「もぐもぐ……食は全てにおいて優先されるの」
アラーニェに付き従う一つ目鬼の女の子。自分のことと食に関して以外は、ほとんど興味を持たないマイペースな女の子。基本的に他人のすることに口だししないが、自分に被害を被ることは嫌う傾向。小さな身体からは想像もできないほどの大食らいで、常に何かを食べている。自分を怖がらない主人公に、何となく懐いている。

魔物娘たちとの楽園~蜘蛛と鳥と◎と~
ブランドVanadis
発売日2011年6月3日
価格(税込)4,968円
(C) Vanadis

2014年09月17日 17時42分