死にいく女は美しい…丸呑みにされる恐怖と悦楽の中で果てる女たち

フェラチオのときに、「もしこのままチンポを食いちぎられたら」という想いが頭をよぎった経験がある人はいるだろうか。自分の大事なものを呑み込まれるという行為には、恐怖と悦楽が共存している。仮設しろくま(酔)「オナゴノイキエ」は、理不尽に丸呑みされる恐怖に震える女たちの最後を描いた4本の短編を収録した作品集。

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■呑み込まれ果てる彼女たちのサイゴ…見てやってください
本作に収録されているのは、4人の女性たちに訪れた悪夢としかいいようのない最期の物語。海に潜り漁をしていた海女、村の未来を託され山神に差し出された少女、情報を奪取するため施設に潜入した女、将来が期待されている水泳の選手……。彼女たちの境遇はそれぞれ異なっているが、共通しているのはその肉体を丸呑みにされるという、最期の瞬間だった。体を丸ごと呑み込まれ、消化されていくその恐怖。そして全身を暖かい粘膜に包まれる快楽と苦痛が共存する独特の感触。理不尽に、容赦なく、そして抗うすべもなく呑み込まれていく女たち。その姿には得も言われぬ背徳の美しさが宿るのだった。


オナゴノイキエ
・著者:仮設しろくま(酔)
・価格:648円

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キーワード: 仮設しろくま(酔), アンソロジー, 丸呑み, 猟奇

2014年07月11日 23時51分