世界中のHENTAIを虜にした千夏があなたの恋人になる!

HARD☆LOVE☆LIFE」のアニメーションの完成度の高さと描き込まれた絵が生む臨場感、空気感が世界のHENTAIたちを虜にしたというのは2004年のこと。物憂げな眼差しの少女、千夏が「LOVE×EVOLUTION」という作品でプレイヤーだけの恋人となり帰ってくる。

HARD☆LOVE☆LIFEとLOVE×EVOLUTIONは、千夏がヒロインであり、とある片田舎の町が舞台であるのも同じであるが、ストーリー展開は全く別もの。HARD☆LOVE☆LIFEは、都会で人間関係がうまく築けず田舎に引っ越してきた千夏が同級生たちと触れ合ううちに惹かれていき、夏休みの学校で彼らと肌を合わせることを望むようになるという話だった。強い日差しの木陰でたたずむ少し寂しそうな少女が洩らす「今日もあたし‥たくさん‥愛される…」というモノローグが印象的だった。

一方のLOVE×EVOLUTIONの千夏は、夏祭りの夜、あなたと出会いお互い惹かれあう。あなただけの恋人して現れる。儚げで大事にしてあげないと壊れてしまいそうなという雰囲気はそのままだが、愛する人に向ける潤んだ瞳と少し紅潮した頬に寂しさはない。あなたを信頼し、頼り切った少女として登場し、あなたのことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。献身的でもある。お兄ちゃんの望むことを叶えることに喜びを感じている。

■ときにのんびり、ときに激しく愛し合う2人の姿に癒されまくり
恋人同士となったプレイヤーと千夏の関係をバーチャルに楽しもうというのがLOVE×EVOLUTIONのシステム。「究極の完全リアラクティブ恋人シミュレーション型ゲーム」と謳われているが、恋人同士が会っている最中にできることはすべてできるようになっている。話したいときには話し、一緒に遊びたいときには遊ぶ。HをしたいときはHをする。プレイヤーの気分で2人の関係を築いていける。

エロゲだからHシーンさえあればと考えるのは早計だ。会話シーンだけでも十分に楽しめるようになっている。あるいは十分楽しめるほど、千夏はかわいいし、いろんな仕草や表情でプレイヤーを楽しませてくれる。
恋人のリアクションや考え方を見たり知ったりするだけで十分楽しいという恋愛初期の感覚をモニタ越しに味わうことができる。しかも、千夏はうらあきば系男子の胸がドキドキする仕草や言葉を実によく心得ているので、早い話がイチコロであるw

千夏とのスキンシップもいろいろ用意されている。やさしく「なでなで」してあげると、腕にしがみついてきて喜ぶし、彼女が大好きな「かば焼君GOLD」を食べさせてあげると本当にうれしそうにハムハムと食べてくれる。
もう少し大人のスキンシップだと「おくまでみたい」なんてのもある。彼女が誰にも見せたことがない部分を自分だけに見せてくれるのだが……じらしちゃうと……「千夏、かわいいよ千夏」としか表現しようがない恥じらいの表情を浮かべてくれる。

■エロすぎて正視できない超美麗なHシーンのアニメはもちろん健在!
エッチシーンのクオリティについては、言葉で説明するより、サンプル動画を見てもらった方が早い。

HARD☆LOVE☆LIFEのシステムを継承しながら、さらにグレードアップしている。2DCGならではの柔らかいタッチで描かれるアニメーションは、表情が豊かであり、体の柔らかでいて心地よい揺れが伝わってくる。


エッチをリードするのはもちろん、彼氏であるプレイヤーの役目。「正常位」「まんぐりがえし」「バック」「騎乗位」「パイズリ」など画面右部に表示されるメニューの中から千夏とのセックスを組み立てることができ、妄想パワーで千夏を絶頂に追い上げるまでいろんな体位やプレイを楽しめる。千夏にオナニーをさせながらフェラを強要するなんていう大人のプレイも楽しめちゃうぞ。千夏のエッチなアニメシーンがエロくないって思う人は……絶対にいないと断言できる。

これでヌケなきゃ、ヌケる2DCGアニメはないっ! 5 TENGA
HARD☆LOVE☆LIFEで愛されたいがためにクラスの男の子に次々と体を与えていった千夏が5年のときを経て、明るくなって僕だけの恋人として帰ってきてくれた。前作以上にエッチなシーンが繰り広げられるにも関わらず、インモラルさは薄れている。ここが評価の分かれどころであるが、前作で「本当にこれで彼女は幸せなんだろうか?」と考えた人にとって、LOVE×EVOLUTIONは涙が出るほどにうれしい作品である。HARD☆LOVE☆LIFEとLOVE×EVOLUTIONを両方プレイしてみると、パラレルワールドを生きる千夏の陰と陽を見ることができるわけで、前作を遊んでないなら両方買っちゃおうよ、とオススメしたい。

LOVE×EVOLUTION
ブランドevee
発売日2009年9月18日
価格9240円(税抜8800円)
(c)evee

2009年09月11日 10時00分