小悪魔に足蹴にされる快楽に目覚めさせる1本!「フェチ3」

フェチ3 「足コキ」女性が男性のペニスを足で刺激するコト。そんな、男性にとって屈辱的な行為にもいつしか快感を覚え、新たな性癖に目覚めてしまう可能性は誰にでもある。今回は大量の足コキスキーを生み出した、小悪魔・宗我部遠子が登場する「フェチ3」を紹介しよう。

まずは話題の彼女が、いかにプレイヤーを惑わすヒロインであるかを解説しよう。

フェチ3

港町に避暑に来た、都会育ちの少女。資産家の令嬢だが身体が弱く、また家庭環境にも恵まれておらず、心がふさいでいる。ふとしたきっかけから主人公と仲良くなり、一緒に遊ぶようになる。見た目は可愛らしいが、実は気性が激しく攻撃的で、容易に心を開かない。しかし、いったん親しくなると甘えたりイチャイチャしたりと懐いてくる。お嬢様育ちなので、基本的にわがままで身勝手。Hにおいては最初こそ無知なものの、いったん覚えるとかなり積極的で、主人公をリードしていく。(※公式サイト抜粋)

ツインテールの巨乳お嬢様が次第に性に目覚め積極的になっていく、という展開だけでもたまらないものがあるが、宗我部遠子というキャラクターを語る上で外せないのが担当声優の「みる」さん。彼女の鼓膜をくすぐるように繊細で、とろけそうなほど甘い声質が、ミステリアスとエロスを併せ持つ遠子のキャラクターにピッタリ合っていて素晴らしい。日常会話のシーンも違和感なく聞くことができるが、Hシーンに突入してからが真骨頂! チュパ音、あえぎ、罵詈雑言など、小悪魔を超えて悪魔的なクオリティといっても過言ではない。ぜひとも、イヤホンもしくはヘッドホンでのプレイを推奨したい。

■「フェチシリーズ」とはいかなるものか?
一ヒロインの魅力について尺を取り過ぎてしまってももったいないので、いったん、別の角度からこの作品を見ていきたい。

今回レビューで紹介しているのは「フェチ3」。タイトルにスリーと付いている以上、3作目であることは誰の目にも明らか。シリーズ間のつながりについて気になっている人もいるかと思うので、ここでは「フェチシリーズ」全体について説明する。
まず「フェチシリーズ」最大の特徴と言えば、タイトルのあとに付く「表の記憶」と「裏の記憶」という対になったサブタイトル。「1」「2」「3」それぞれに、「」と「」があるので、実質6作品のシリーズということになる。
表の記憶」ではヒロインたちの恋愛模様を中心とした“清純さ”が描かれ、「裏の記憶」ではヒロイン達の肉体関係を中心とした“淫欲さ”が描かれることになる。分かりやすい言い方をすれば、「」が“純愛ルート”で、「」が“淫辱ルート”となっているのだ。
」と「」では、主人公やヒロインなど登場人物が共通しており、同じ舞台、世界観を持ちつつも、全く異なるストーリーが楽しめるという点がポイント。Hシーンに関しても、「」ではソフトでイチャラブ要素がメインであるのに対して、「」ではハードで過激なものが多めと対照的だ。

フェチ3フェチ3

■「フェチシリーズ」のコンセプトとは?
ところで「1」「2」「3」はそれぞれ独立した物語になっている。つまり、続けてプレイしなければ内容がわからない、ということは一切ありません。では、なぜ「シリーズ」モノであるのか? それは、基本となる「コンセプト」が同一であるからだ。

もともと、「フェチ」の第一作目は、“エロ”と“ゲーム性”と“手軽さ”をそろって提供するというコンセプトで制作された。(「3」に関しては物語重視のため、“ゲーム性”に代わり選択要素が加わり、“マルチエンド”となった。詳しくは後述する。)

“エロ”については「手コキ」や「フェラチオ」などノーマルのものから、「腋コキ(女性の腋の下にナニを挟んでシゴくこと)」や「髪コキ(女性の髪の毛に――以下略)」など、タイトルの名に恥じぬフェティッシュなものまで幅広く堪能できる点が特徴だ。 シーンごとに見せたいパーツは異なっているが、女体の一部分をイヤらしく見える工夫が満載。この点に関しては、シリーズを通して原画を担当している「金目鯛ぴんく」の力に加えて、彩色を担当しているグラフィッカー陣の力によるものが大きい。金目鯛が描く繊細で柔らかさを持つ線を活かしつつも、匂い立つようエロスの感じるCGに仕上がっている。

フェチ3

“手軽さ”という点では、オムニバス形式の構造がその役目を果たしています。「フェチシリーズ」はどの作品も、ゲームを始めてすぐに5人のヒロインから1人を選択することになる。そこで選んだヒロインのルートに入り、エンディングまで行くことができるため、気に入った女の子を選べば、その娘をすぐに攻略できるという親切設計になっている。

1」と「2」には、“ゲーム性”の部分を担っている「アクションパート」が搭載されている。これは、ハンマーを持ったプレイヤーを操り、画面内にあるブロックを破壊したり、敵を倒していくという内容で、ストーリーの要所要所に発生するミニゲームのようなもの。
1人のヒロインにつき、5ステージクリアしなければならないが、「EASY」「NOMAL」「HARD」と難易度設定をすることができるので、アクションが苦手という方でも安心。
ちなみに「アクションパート」はマウス操作も可能だが、キーボードでの操作のほうが若干簡単なので、そちらでのプレイがオススメ。また、ゲームパッドが対応している場合もあるので、持っている人は試してみるといい。

フェチ3フェチ3

■「フェチ3」の見どころ!
先ほど軽く触れた通り、「1」「2」までは、「ノベルパート」と「アクションパート」に分かれたゲーム構成だったが、「3」については物語性を重視し「ノベルパート」のみの構成となっている。その代わり、これまで「ノベルパート」では存在しなかった選択肢が出現するようになり、途中のイベントやエンディングなどに変化を持たせている。
また、世界観も前二作よりもひねったものになっており、伝奇モノを彷彿とさせるような前世を絡めたエピソードや、現実離れしたSF風味の展開など、これまでよりもストーリーに力を入れているのを感じられる。
「フェチシリーズ」は、作品ごとにフェチのテーマが設定されているという点も押さえておきたいところ。「1」は“衣服フェチ”、「2」は“巨乳フェチ”と続き、本作は「処女フェチ」がテーマ。どのヒロインも必ず処女なので、処女スキーにオススメ!

フェチ3

■あなただけのフェチを見つけよう!
「フェチシリーズ」はキャラクターごとに個別販売しているので、気になる女の子だけ試しにプレイしてみるという選択も可能だ。内容もヒロインごとに「表」と「裏」がセットになったものと、「表」だけのもの「裏」だけのものなど幅広くラインアップされている。
最初に登場した、宗我部遠子に責められるシチュエーション多くは、「フェチ3 裏の記憶」に収録されているので、Mっ気がある人は「フェチ3~宗我部遠子編~」もしくは、「フェチ3 裏の記憶~宗我部 遠子編~」だけでもチェックしてみるといい。

ただ、基本的には両方プレイするのをオススメしたいところ。片方だけのプレイでも十分楽しむことができるが、両方プレイすれば主人公とヒロインの関係性がどう異なっているのかなど、ギャップを楽しむことができるからだ。それに、ヒロイン個別で購入するよりもはるかにお得な価格設定になっている。

このシリーズの第一作目が制作されたのは10年ほど前になるが、今なお色褪せない何かが「フェチシリーズ」にはあるように思える。

フェチ3

フェチ3 裏の記憶
ブランドU・Me SOFT
発売日2009年3月1日
価格(税込)3,888円
(C) U・Me SOFT

キーワード: ファンタジー, フェチ,

2014年09月24日 13時11分