結婚をしたまま性生活をキープしたいのなら夫婦交換しかあり得ない?

結婚当初はセックスばかりしていた夫婦も、2~3年するとお互いの身体に飽きてきて関係を持たなくなる。特に旦那のほうは、あれだけ求めたのが嘘のように、熱が一気に冷めるものだ。「壁の向こうの妻の嬌声(こえ) ~愛する妻の肢体(からだ)はもう、隣の旦那を忘れられない~」は、夫婦交換を経て再びセックスに目覚める夫婦の物語。

本作の主人公・吉岡寛人は、ごく普通の中年サラリーマンで、優しげな顔をしている。一時期とても忙しい時期があり、そのせいで妻・和花とセックスレスになってしまった。仕事の忙しさにかまけて、つい性生活をおざなりにしてしまっていると自覚はしている。そのため土日や祝日は妻の買い物などに付き合うが、いざ夜となると、一度途切れてしまったために誘えないでいた。そうするうちに、無意識的に 「愛情があれば、セックスなんてなくてもいいよな」 などと思い込むようになってきている。ある日、同じマンションの隣に住んでいる伊勢谷夫妻から食事に招待される。普段はそれほど交流がない隣夫婦だったが、和花とは仲が良いらしい。食事会は何事もなく、ごく普通に終わるはずだった。だが、彼らは自分たちの目の前で堂々といちゃつき出したのだ。気まずい雰囲気の中、逃げるように自分の部屋へと戻る寛人たち。しかしそれ以降も、伊勢谷夫妻からの食事会への誘いは続くこととなる。 そしてその度に、夫婦の睦み合いを見せつけられる。だが、そう何度も見せつけられると、寛人はそれが楽しみになってしまうのを否定できないでいた。伊勢谷夫妻の行為はさらにエスカレートしていく。さすがに何故こんなことをするのかと彼らに問うと、セックスがマンネリ化して何か刺激的なことをしたいからと、妻の和花に相談したことがきっかけだと言う。つまり、妻も一緒に3人で計画して行なっていたことだったのだ。しかし怒る気にはなれないのは、寛人自身が今回の件に少なからず期待をしていたからだろう。寛人の了承を得たと判断した伊勢谷夫妻から、これからも協力してほしいと頼まれる。邪な期待が後押しをして、寛人も彼らに協力することになるのだが……。

■もしかして寛人は、私を女として見てくれてないのかしら?
B90/W58/H88の均整との取れたプロポーションを持つ妻・和花は、セックスレスに悩んでいた。和花は、「奥様」というほど上品ではないが、優しく健気な若妻。結婚3年目でセックスレス生活に突入するものの、不満を夫に言い出せない状態にある。そして、日常会話の流れで、つい隣の奥さん・伊勢谷紗妃にそのことを漏らしてしまう。B95/W60/H90のダイナマイトボディを持つ紗妃は、和花よりも年上なので、姉的な存在として近所付き合いをしている。人懐っこく、寛人のことをたまにからかったりする。性に関しては大らかで、気に入れば比較的誰とでも関係を持つが、気分によっては完全に拒否することも。紗妃は、「私たち夫婦がイチャイチャしているところを見せつけてみましょうか?」と提案してきた。他の男女の営みを見せることで、夫の考えが変化するかもしれないと言われ、和花は食事会を催すことを口実に夫を誘ってみることにする。食事の後、ゆったりとしているところで伊勢谷夫妻は仲睦まじい様子を見せつけてくる。けれども、夫にその睦み合いを見せた後も一向に誘いがない。再び食事会を口実に続けてみるが、それでも効果がない。彼女たちの行為に夫が興奮していない様子ではないのだが、あと一歩足りない様子だった。もしかして、自分に魅力がないせいなのか…… そう悩んでしまうほどに。そのことを紗妃に伝えると、「取りあえず“本番なし”でやってみない?」と提案され……。

壁の向こうの妻の嬌声(こえ) ~愛する妻の肢体(からだ)はもう、隣の旦那を忘れられない~

2013年10月22日 23時58分