コスプレ同人サークルを立ち上げネット通販で成功を収める最強マニュアル

コスプレという趣味は、衣装代やイベント参加費など、けっこう出費がかさむものだ。衣装代を稼ぎたい、お小遣いの足しにしたいという人は、すぐにでも同人サークルを立ちあげるべき。うらあきばでは、「DL.Getchu.com」に新規登録された成人向け同人コスプレ作品を、日々紹介している。ROMに焼く必要がなく、手軽に作品を発表できるメリットを享受するサークルは年々増加しており、人気サークルともなると、1つの作品で数十万売り上げることも。パソコンに撮りためた写真があるという人は今すぐ、コスプレに興味あるという人も、本記事を読んで、同人サークルの構想をいろいろと練ってみてほしい。

■芸術的で実用的なのが最高! エロい作品が売れるのは確かだ
同人サークルは、立ちあげ時が最も興奮し、よい作品が生まれるものだ。そして、たいていのサークルは、コスプレしたいキャラが一巡したときに行き詰ってしまう。人気サークルは、この壁を乗り越え、固定ファンをつかんできた。日々コスプレ作品を見ているうらあきばだからこそ伝えることができる成功のノウハウを伝授するので、行き詰っている人やサークル初心者の人は、ぜひとも一読して参考にしてほしい。

DL.Getchu.comに登録されているコスプレ作品は、18禁の「ハード」「ソフト」と、「一般」の3つに分かれている。衣装代やお小遣いの足しにしたいという人は、間違いなく18禁路線を狙うべきだ。コスプレイベントでもカメラに囲まれるのは露出度の高い衣装を着けたコスプレイヤーばかり。ネット販売でも、その傾向は全く一緒で、限界ギリギリなセクシーコスや本番アリの過激路線が販売本数を伸ばしている。

■サークル名は慎重に決定すべし! サークル登録をしてみよう
さっそく、DL.Getchu.comにサークル登録をしてみよう。登録する前に決めておかなければならない事項は、サークル名のみ。サークル名は、読みやすく覚えやすいものがいいだろう。なお、英語のみ、漢字のみのサークル名は、サークル数が増え続けている現状では、定着するまで時間がかかるものだということを覚悟しておこう。

【1】 DL.Getchu.comにアクセスし、右上にある「サークル登録」をクリックしたら、利用規約に目を通し、「規約に同意して次に進む」をクリックしよう

【2】 サークル登録ページで必要となる個人情報を入力する。なお、サークル代表者本名は必須となっているので匿名での利用はできない。ちなみに、作品を販売し売り上げがあると売り上げ明細が毎月届くようになる。家族バレが心配な人は、「【17】郵送時のサークル名表記」を「不可」としておけばよい。そうすれば同居人に内緒にすることが可能だ。

【3】 登録ボタンを押すと、受付完了のメールが届くので、内容に従い、メールアドレスチェックとID&パスワード認証を行えばサークル登録は完了だ。登録が完了したら、「ログイン」ボタンを押してサークルログインしてみよう。

【4】 サークルメニューは、「作品登録」「作品一覧」「売上一覧」「サークル情報」「サークルサポートフォーム」の5つ。各メニューを個別に見ていこう。最も重要なのは「作品登録」なので、それは別途解説する。

【5】 「作品一覧」で登録した作品が一覧表示される。販売中のもの、仮登録状態のもの含め、作品のすべての管理を行うことができる。紹介文の修正などはここで行う。

【6】 「売上一覧」では、登録作品のリアルタイム売上を確認できる。売上は月末締め、翌月20日振り込みとなり、3000円未満の場合次月繰越しとなる。作品をリリースしたら最も気になるのがこの画面だ。

【7】 「サークル情報」では、登録しているサークル情報の確認&変更およびサークルバナーの変更が行える。サークルバナーは、サークルページに常に表示されるロゴのこと。覚えてもらいやすいビジュアルを心がけよう。

【8】 DL.Getchu.com利用時の不明点、疑問、要望等は、「サークルサポートフォーム」から問い合わせをすることができる。

■コンセプトを固めるためには実際に作品を登録してみるとよい
同人サークルで最も頭を悩ませるのが作品作り。最初のうちはアイデアがわいてきて、次々と新作を出せるかもしれないが、「好きな作品の好きなキャラを自由に」という方針では行き詰るのは必至。作品を作るときは、購入者の顔を浮かべコンセプトをきっちり固めてからのほうが成功の確率が高くなるぞ。

行き詰った場合は、ランキングに入っている他サークルの作品を見たり、コスプレイベントに出かけて、自分の目指している方向と合致しているコスプレイヤーといろいろと話をしてみると発想が広がっていくぞ。また、カメコの意見を聞くなら、いろんな人の意見を聞くのではなく1人の趣味嗜好に合致した作品のほうが売り上げが伸びる。

こうして作品のカタチが頭の中に見えてきたら、すぐに撮影に入るのではなく、まずはDL.Getchu.comの作品登録メニューに下書きをすることをオススメする。作品の命はタイトルと表紙(メイン画面)、ファンを獲得するためには紹介文を練る作業は欠かせない。ここでは、あらい夜魅最終作品となる「Lady YAMI」をサンプルに、登録のさいに留意しておきたい点について解説する。

【9】 作品の構想が固まったら、作品登録をしてみよう。登録した作品は「申請ボタン」を押すまで、販売対象とはならないので何度でも書き直しができる。中でも頭を悩ますのが販売価格。安いと軽く見られ、高いと文句を言われるので、類似作品を参考にしながら相場価格に設定しよう。「一行紹介文」と「メイン紹介文」は納得がいくまで書き直しを。友人などに読んでもらってもいいだろう。

【10】 作品登録ページが完成したら、いよいよ撮影。撮影の前にやっておいたほうがいいのが、表紙のラフ作成。絵心があるならば手書きで書いてもいいし、キャラのデータをベースに作ってもいい。もちろん、あとから撮影後の写真をセレクトして作るというやり方が一般的であるが、作品コンセプトがブレやすいので注意が必要だ。なお、メイン画像はjpg形式でサイズが横560×縦420px以下と決まっている。

【11】 表紙の次に重要なビジュアル要素が、作品のサムネイル画像。新着作品やサークル作品の一覧などに顔を出すサイズ100px×100pxの小さな画像だ。購入者が最初に目にする画像となるので、サムネ画像の出来不出来でクリックされるかされないかが決まるといっていい。とびきりのセクシーショットを目立つようにトリミングしよう。

【12】 特に、サークル登録したばかりでサークル名やコスプレイヤーの名前が認知されてないときに需要となるのが、作品詳細ページのメイン画像下にある「サンプル画像」。値付けがされている「商品」だからこそ、サンプル画像のセレクトおよび表示サイズには気をつかいたい。

【13】 撮影後レタッチが終わった写真は、キャラごと衣装ごとにフォルダに分けて収録すると、購入者が鑑賞しやすい。また、購入者に向けてのメッセージテキストなども用意して、ファンとの交流のきっかけとしたい。画像は、「BLLDOG」(DAKKO ja RRS)の収録内容だ。

以上、コスプレ作品のネット販売に成功するノウハウを解説してきたが、売れるために最も必要なのはモデルさんの容姿やスタイルなのは間違いない。ただ、それは持って生まれたものだからいかんともし難いため、衣装やメイクでカバーしたうえで、コンセプトが明確な作品作りを続けていれば、必ずファンがつきお小遣い程度は稼げるようになる。大好きで続けてきたコスプレがお金になった瞬間は感動的だぞ。売れる作品を作り続けるには相当の苦難が待ち受けているが、その過程を楽しめる人の作品は創造性にあふれ多くの人に支持されるのだ。

キーワード: コスプレ

2012年11月22日 23時58分