怪異の影響下を逃れても文具を手離すことができない戦場ヶ原ひたぎ

見た目のお嬢様風の容姿からは想像できない毒舌っぷりが印象に残る化物語の「戦場ヶ原ひたぎ」は、体重を人並みに見せかけるための重しとして、ホッチキスやカッターナイフを初めとした文房具を大量に常備していたが、その角ばった先端を敏感な部分に当てて、現実から逃避する癖がついてしまったらしい。どてちん販売所の「淫箱物語」は、人気作家・西尾維新をリスペクトして作られたコスプレ作品、化物語から「戦場ヶ原ひたぎ」と「羽川翼」。「めだかボックス」から黒神めだかが収録されている。

教室で道具を弄くり倒すひたぎ。彼女はひたすら自分を慰めることにより、過去の記憶を消し去ろうとする。快楽に溺れている間は、すべてのことがどうでもよくなるからだ。そんな一種の逃避ともいえる自慰行為は、日ごとに激しくなり、周囲に漏れ聞こえるようになっていく。こんな生き方をいつまで続けるのかと本人がうんざりしかけたときに救いの手が現れる。規律正しく折り目正しく、恐ろしく真面目で教師受けもよい羽川翼は、問題が問題になる前に処理してしまう究極のメガネ委員長。そのため、自分が問題に巻き込まれたとしても後悔することはないのだ。

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淫箱物語
どてちん販売所
化物語 戦場ヶ原ひたぎ (1/8スケールPVC塗装済み完成品)
化物語 羽川翼 (1/8スケール PVC塗装済み完成品)
めだかボックス 1 (ジャンプコミックス)

キーワード: どてちん販売所, 物語シリーズ

2012年01月11日 23時54分