放課後にお菓子を食べるショッケン部員が廃部回避のために総選挙!

ゆっくりとした時間が流れる学園生活。しかし、社会から隔離された平和なひとときは、二度とは戻ってこない。だから、当時の自分を重ね合わせ追体験できる学園アドベンチャーは、忘れかけてた情熱と純真な恋心を甦らせ、ちょっと気恥ずかしい気分になってしまうのである。2012年TVアニメ化を記念して、描き下ろしのお菓子のパッケージに包まれた「恋と選挙とチョコレート TVアニメ化記念特装版」が、12月29日に発売される。「恋と選挙とチョコレート原画集」と「恋チョコ×I'veマキシシングル」(初回生産分限定)が同梱された記念パッケージ、アニメを絶対に見る! という人は迷わず買うべし。

物語の中心となるのは、「恋」をしたい大島裕樹と「チョコ」が嫌いな住吉千里。幼なじみのふたりは、5000人を超える学生数を誇るメガ学園、「私立高藤学園」に通う2年生。以前からの友人であるクラスメイト、木場美冬とともに、食品研究部(通称:ショッケン)に所属していた。食品研究といっても、部費で購入したお菓子をただ消費するだけで、らしいことは何一つしていない。まさにダメクラブ中のダメクラブ。それでも、部員たちにとっては仲間と楽しい時間を共有できる、かけがえのない場所だった。しかし、そのショッケンに危機が訪れる。次期自治生徒会長選挙に立候補する、有力候補の東雲皐月が、乱立した無実績の部活動を整理するという公約をあげたのだ。なかでもショッケンは名指しで廃部だと言い渡されてしまう。廃部回避のため、あれこれ策を巡らす部員たちだが、今更実績を残すといってもどだい無理な話。最終的に行き着いたのは、選挙で皐月に勝ち、彼女の公約を潰してしまうという方法だった。可能性はないと首を振る裕樹に立候補を迫る千里。幼なじみの無茶振りに抵抗するが、結局は立候補させられてしまう。最初はやる気ゼロの裕樹だったが、部員たちが頑張ってるところや、中途入部で感情をあまり出さない森下未散がショッケンに愛着を示す姿を見せられるうちに、気持ちが変化していく。一方で、偶然知り合った経済特待生の後輩・青海衣更と接するうちに見えてきた、学園の問題点……。部活を守り、学園を改革するには、生徒会長になるしかない。決心した裕樹は、本気で選挙戦を戦い始める、仲間と共に。

恋と選挙とチョコレート TVアニメ化記念特装版

2011年12月27日 13時10分