刹那的感情を抱かせるに十分な美少女を生徒に持った教師は不幸だ

「生」とは避けられぬ苦しみの鉄鎖であり、「死」とは人生における最後の安らぎだ。儚いこの世とあきらめて、ただきらめく一瞬の欲望に身を任せてしまえばどんなに楽だろう。あなたの目の前に現れた美少女は、そんな刹那的な感情を抱かせるに十分な容姿を備えている。「美少女万華鏡-呪われし伝説の少女-」は、美少女との邂逅により人生を狂わされた2人の主人公の転落を描いたインモラルストーリー。混沌から現出するゾクゾクするほどの極上の快楽というものをぜひとも体験してみてほしい。

仕事で山間の鄙びた温泉旅館を訪れたホラー作家の深見夏彦は、一人の不思議な美少女・蓮華に出会う。蓮華は、深見に万華鏡を差し出す。「これを覗いてみたい? 見てはいけない世界を覗いてみたい?」。さあ、万華鏡を覗いてごらん……。それは妖しく、美しい世界。あなたの目に映るのは、美少女たちが織り成す、まばゆいばかりのひとときの快楽の光。夏彦は、不思議な話が大好きで、怪談を聞く時は目の色が変わる。「すみません……僕は怪談や不思議な話となると、目がない性質でして……」。こうして万華鏡の向こうの世界に取り込まれた夏彦は、女学園教師の斧神滋比古となっていた。美少女を愛する変態嗜好の持ち主であるが、それを周囲に悟られないよう、真面目人間として日常を過ごしている。彼は天職である教師という地位を失うまいと、これまで教え子を相手に間違いを起こすことはなかった。だが、神秘的な美少女・篝ノ霧枝に出会ってから、転落の道を辿ることになる……。

美少女万華鏡-呪われし伝説の少女-

2011年12月26日 23時57分