レズ娘たちがまわしを股間に食い込ませイカせ合う女相撲!?

上連雀三平「やまとなでシコ」(茜新社)は、女同士が土俵上でぶつかり合いイカせ合う、「レズモウ」のアツく恥ずかしい戦いを描いた作品だ。「マリみて」的なノリでありながら、ふんどしいっちょの女の子たちが大真面目で、四股を踏んだり、投げを打ち合ったりする様子が実にくだらなくて笑える怪作だ。

やまとなでシコ」は、2004年から2005年にかけて「COMIC快楽天」(ワニマガジン社)で連載されたが、これまで単行本化はされていなかったいわば「幻の作品」。それがこのたび出版社を変えてついに単行本化された。本作の主人公・明乃は、とある女子高の新入生。長い黒髪が美しい先輩女子・佳織に一目惚れした明乃は、彼女を追って相撲部に入部する。この相撲部は、元々は女同士が土俵上で相手をイカせる技を競う「レ相撲部」(レズモウ部)だったのだが、佳織の方針によりガチンコで相撲をとる部になっていた。しかし天性のレズっ娘である明乃は、お姉さまとラブラブになるため、佳織を土俵上でイカせ相撲部をレズモウ部へと戻そうとするのだった……。これだけでもヘンなマンガだということは分かるが、実際に読んでみるとそのしょうもなさは極まっている。少女たちが、土俵上でがっぷり四つに組んで、ナメたり吸ったりもんだり、ふんどしを食い込ませあったりしている光景は実にマヌケ。それを「マリみて」のようなガチ百合なノリで展開してくる。しかも登場人物たちは、明乃、佳織をはじめ、麻美子、ロ美、舞など、おなじみの声優たちと同じ名前を持つ少女揃い。そんな少女たちが「わたしあのお姉さまの肉奴隷になる!」「わたしお姉さまとレズモウが取りたい!」などと、アホなセリフを吐きまくるのだからたまらない。たまには変わったエロマンガを読みたいって人はチャレンジしてみてほしい。

【掲載作品】「やまとなでシコ」全12話

上連雀三平「やまとなでシコ」(茜新社)

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キーワード: ソードアート・オンライン, 奴隷, 百合

2011年05月01日 20時49分