沙苗さんが「初めてでいいの?」っていいに決まってるだろっ!

未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」主人公は商店街の不動産屋のひとり息子。特に秀でたところもない代わりに容姿頭脳ともに特に劣ったところはない。要するに平凡なヤツなわけだ。彼女いない歴更新中で童貞。母が商店街の婦人会会長を勤めているおかげで、年上女性との出会いが多いし、彼女たちからすると若い男なわけで結構ウケがいい。「未亡人沙苗『私が初めてでいいの……?』」 で優しく筆おろししてもらってマダムキラーに目覚めちゃう?

未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」物語の序盤では、主人公はあくまでも婦人会会長のボクなのである。年上女性にありがちなことだが、自分より若い男の子はいつまでたってもボク扱いなのである。叱られたり、からかわれたりと年齢相応? にイジられるという関係……母子家庭(父母は離婚)に育った主人公にとっては実は居心地がいい。しかも、婦人会には主人公が憧れる女性が。北条食堂を、亡き夫に代わり一人で切り盛りしている北条沙苗さんである。ただし、彼女、死別した夫のことをいまだ一途に想っており、再婚話は全部断っているという貞淑な寡婦。未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」主人公のことは恩人の大切な息子さんで、かつ近所の親しい男の子として接してくれているし、元来の性格が包容力溢れる癒し系なので、主人公はどんどん惚れていってしまうわけだ。「久しぶりだから上手くできるか分からないけど、全部私に任せて、……ね?」となる日がやってくるのか。
未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」

未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」沙苗さん以外にも魅力的で主人公のことを心憎からず想っている年上女性が何人か登場する。飲み屋の美人女将の大迫耀子は、主人公の母とは幼馴染で主人公が赤ちゃんのときからの付き合いといういうことになる。小料理屋の女将ってことで、明るくしかも惚れっぽい。心を許した男性を身も心も自分のものにすることに生きがいを感じるという昭和の映画に出てきそうな女としてのすごみがあるタイプだ。そういう生きざまだからセックスの技もすごいらしく、「今からあんたにオンナの身体を教えてあげる」と自信たっぷりだったりする。
未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」

未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」リカーショップおがたの看板娘の尾形忍は、主人公とは歳も近く、子供のころ一緒に遊んだ記憶もある幼馴染(とうか、主人公は家来)だ。1年前に家業を手伝うために都会から返ってきたのだが、周りには若い男性は主人公だけ。都会じゃモテたのに、身近な男性は超年上好みで自分の魅力に気付いてくれない。かわいいけれど憎いヤツになってしまうわけだ。「あんたみたいな冴えない童貞、男にしてあげるんだから、忍おねーさまに感謝するのよ、わかった?」というセリフで分かるようにツンデレ化してしまう。
未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」

未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」さて、年上といえばもう1人。母である。母もまた女に戻ってしまう。正確には心は母のまま体が女に戻ってしまうと書くべきか。女手一つで立派に息子を育て上げた母は、子供が自立していくことへの喪失感と不安を感じていた。かといって実の子に「母親を困らせて悪い子ね……。でも、お願い、お願いだからどこにも行かないでね? ずっとお母さんのそばにいて頂戴」というのはある意味反則だ。やるにことかいてセーラー服まで着ちゃうみたいだし……こう見えて気持ちは相当若い母のようであるw
未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」未亡人沙苗「私が初めてでいいの……?」

キーワード: 処女

2010年07月09日 16時12分