元娼婦と現役娼婦たちののどかでエッチな日常を描いた日記

ヴィザルの日記 ~補記~エリュズニールの騎士」の外伝「ヴィザルの日記」の続編が「ヴィザルの日記 ~補記~」。ヴィザルは娼館「逢魔刻」で働いていた元娼婦で、自らの見受け金を払って現在は小規模な金融業を営んでいる女性。昼夜を問わず露店が軒を連ね、路地を入っても酒場や安宿からの喧騒が聴こえてくる街でたくましく生きるヴィザルの日常を描いた短編だ。

ヴィザルの日記 ~補記~エリュズニールの騎士に登場する人物はみんな個性的でユニークなキャラクターばかり。ヴィザルの相棒といえる木製のゴーレムのコルクはその名の通り、コルク製で非常に手触りが良い。で、そんなコルクを撫でまわすのが趣味なのが街娼婦のメイコさん。この娘はどこか世間とは違う価値観で生ヴィザルの日記 ~補記~きているらしく、商売禁止時間に街角に立っては逮捕され、刑場にしょっちゅう晒されてる。でもって、学校帰りの子供たちに落書きされて……いつもひどい目に遭っているのだが、懲りる様子はない。娼館「逢魔刻」の館長までメイコさんへの落書きに参加しているというのだからある意味のどかな街である。
ヴィザルの日記 ~補記~ヴィザルの日記 ~補記~

キーワード: 売春

2010年07月01日 16時18分