幼馴染とラブラブのはずなのに……ダンジョンに叩きこまれた

幼なじみの女の子に呼びされて夜の学校に向かった主人公。告白されて幼馴染とのラブラブライフという展開になるのが普通なのだが……このゲームを開発したのはETERNAL。一筋縄ではいかないわけで、幼馴染とともに叩きこまれたのは地上を遥か遠くに望むダンジョンだった。一般人である少年少女たちが地上を目指して冒険を繰り広げるのが「天の光は恋の星」という作品。

どうしてダンジョン？と問われてもうまく説明できない。幼馴染の白鳥里桜からの告白をまさに受けようととしていた瞬間。クラスメイトの天迫恋星が校舎の屋上から飛び降りる。とっさに恋星を受け止めようとした主人公なのだが、恋星の体は謎の光に包まれて気がつけばダンジョンの奥深くにいた。幸いなことにダンジョンに叩きこまれたのは一人ではない。当事者の天迫恋星は当然として、幼馴染の白鳥里桜も一緒。ロボット研究会の羽衣桃花、生徒会長兼科学部部長の姫川若葉、保健の先生である日渡療子、教育実習中の体育教師の雨野乃々花などなどいずれもかわいい女の子たちが一緒なのだから心強くはないが、いろいろ期待しちゃうわけだ。恐怖心の中をともに行動した男女は恋愛に発展しやすい「吊り橋効果」。魔物ひしめくダンジョンの中なんて吊り橋どころじゃない効果が期待できる。

ダンジョン探索は3Dで。女の子のおしゃべりをBGMに本格的なダンジョン探索を楽しめる。戦闘のシステムは攻撃・特殊・補助の3種を事前にセットしておき、戦闘時に敵をクリックすれば攻撃、自分なら防御、味方をクリックすれば復などの補助といった具合に、コマンド選択式の戦闘に比べてスピーディかつ臨場感たっぷりに楽しめる。さらにはコンボ技まで用意されているというのであるから、RPG好きの人にはたまらない。舞台はフェンタジー世界ではないので、武器になるのはスコップ・つるはし・ドリル・ロボット・爆弾。ダンジョンの中で武器を作りながら戦っていくことになる。唯一「星の光」というアイテムがファンタジーっぽい。出現する敵を「アイテムを多く落とす」や「経験値が多い」敵へと変えることができる。うまく使うとゲームをスムーズに進めて行けるというアイテムだ。

さて、なんとか地上に帰りつくことができるのか？　そしてダンジョン効果の恋の行方は？

キーワード: 幼なじみ, イチャラブ

2010年06月03日 18時31分