死んだ恋人に似た下半身植物の魔物との愛は成立するか？

動いて思考する植物の魔物というとマンドラゴラやトレントを思い浮かべるが、「魔物娘との性活～アルラウネの場合～」に登場するアルラウネは肌が緑色なので違和感があるけどかわいい。半身は美しい人間の女性、腰から下は花や植物となっている少女の姿をした魔物で、主人公によって「アルル」 と名前を付けられたアルラウネは、死んでしまった主人公の恋人の精気を吸って成長し、主人公のことをとと様（父）と呼ぶ。上半身は死んだ恋人そっくりの魔物と人間の恋は成立するのか？

アルルは恋人の容姿をしているが、親子の関係からスタートする。超天然で頭に栄養分が行き届いていないせいで頭の上の花はつぼみのままで花開きそうにもない。調子が狂うことが多いのだが、それも親子でかわいい娘が無邪気にやっていることと考えれば許せちゃうのである。喋る植物を育てる程度に考え、安易にアルルと暮らし始めた主人公だが、問題は彼女の栄養。水を与えれば光合成をして勝手に育つというわけにはいかない。アルラウネの栄養源は人間の精気。エロゲで精気といえば精液なわけで、ちゃんと精液を与え続けないとアルルは枯れて死んでしまうというのだ。精神的な関係は親子のまま肉体関係あり、されにその容姿は死んだ恋人と瓜二つ。普通の神経をしていたら精神に異常をきたしかねない状況だと思うが、エロゲの主人公というのは総じて精神的にタフなので、この恋は成就する……かもｗ

2010年04月09日 15時50分