下半身の相性込みで自分の義母を選べちゃうって…ありなの？

父は死亡、実母は蒸発。祖父に育てられた主人公。その祖父も亡くなり、莫大な遺産を引き継いだものの天涯孤独な身の上に。でも、大丈夫。主人公の物上を案じた祖父は、母親候補を選んでくれていた。やってきたのは個性的すぎるほど個性的な7人の義母候補。全員、主人公の義母になりたいと望んでいるのだから、これはたまらない。「お母さんがいっぱい!!」は、自らの義母を選べるという幸運に恵まれた青年のうらやましくも悩ましいお話なのだ。

にしても……亡き祖父はよほど人を見る目がなかったのか、それとも逆に、母への愛に飢えた青年の欲望を見抜いていたのか、出自も見た目も性格も全く違う女性たちが母親候補として現れる。厳しい義母、優しい義母、甘えられる義母、エッチな義母、外国人義母、ロリ義母……選択の幅が広すぎると、かえってそれぞれの良さが引き立って、だれか一人を選びなんてとてもできなくなっていく。誰を母親として受け入れるのか。それとも欲望に流されちゃうのか？

北田百合子（36歳）は巨乳で従順すぎるほど従順な母親候補。母親が従順すぎるのは問題がありそうだが、そんな性格になったのにはわけがある。百合子は学校で虐められ、家庭でも父からは性的虐待され母からも暴力を受けていた。そんな生い立ちのせいで、主人公と家族を作れるかもということへの期待が大きい。

北条美代子（39歳）は子役出身の女優さんというセレブな母親候補。女優としての実力が高くファンも多いのだが、元子役の我がままさが災いしてか最近仕事に恵まれない。ストーカー行為に悩まされたせいで、男性への不信感が強く、主人公に対してもサディスティックな女王様として君臨するかのように接することになる。

上原芳乃（36歳）は、とてもまじめで教育熱心。教員資格まで持っているという、母親に過干渉されることを嫌うお年頃の男子にとっては天敵のような母親候補。当然主人公に対しても勉強や躾で手厳しく接してくるのだが、うれしい弱点がある。お酒が入ると途端に明るくエッチな性格に豹変してしまうのである。

難波こずえ（34歳）はいわうるずぼらで男性的な母親候補。家事一切は放置プレイで、休みの日には下着姿でぐーたらしちゃうし、その下着すら何日も履き替えていないし、お風呂も数日に1回という匂いフェチな人なら大喜びしそうな生活習慣の持ち主。でも、その正体は女医だったりするのだが、ヘビースモーカーでもある。

直井奏（32歳）は、生粋の格闘家で武者修行の旅で世界中でストリートファイトを繰り広げてきたという強い（強すぎる）母親候補。体を鍛えることだけを精進しすぎたために性的にはとっても初心な印象を受けるのだが気のせいだろうか？　軟弱な息子を鍛える母という構図は実は最も義母にふさわしいのかも。

鈴木花憐（33歳）は……どうみても外国人である。しかも普段着が修道服という怪しすぎてどこからツッコんでいいのか頭の整理がつかない母親候補。浅黒い肌は南方の出身者を思わせるが、アニメとゲームとパソコンが大好きというナードとかギークとかオタクとか言われている人種のようだ。とすると…修道服は単なるコスプレ？

中尾新菜（30歳）は……小学生の外見を持つロリ大喜びな母親候補。30歳と年齢にそぐわないのは体だけでなく心もだ。甘いものが大好きでチョコレートさえ食べてれば幸せな気分という今どきの小学生でもなかなかお目にかかれないお子ちゃま。ときどき大人っぽい発言をするが、その外見、口調で言われても……母親候補の間ではムードメーカーである。

と…まぁ、祖父はどういう基準で7人の母親候補を選んだのかは分からないのだが、これだけいろいろなキャラがいればエロゲ的には絶妙な配役なわけで、下半身の相性込みで義母を選べるといううらやましい生活を疑似体験しちゃおう！

キーワード: 母親

2009年12月02日 11時50分