陵辱系ゲームソフト、製造・販売が禁止、ソフ倫の倫理規定見直し

6月2日に行われたソフ倫主催の緊急加盟会社懇談会において、陵辱系ゲームソフトの製造、販売が禁止されたことが大きな話題となっている。 緊急加盟会社懇談会の内容については、「アーベルグループ開発日記ブログ」でレポートされている。 アーベルグループ開発日記ブログ:陵辱系ゲームソフト、製造・販売が禁止に ~コンピュータ・ソフトウェア倫理機構 事の発端はレイプをテーマにした和製3DCGエロゲに対して、英国の国会議員が英国の国会に提出、問題であるとしたこと。 日本向けにしか販売されていないエロゲなのだが、Amazonで購入できたために英国内でのAmazonによる当該商品の取り扱いは停止された。 さらに、国際人権団体「イクオリティ・ナウ」が抗議活動を開始、拡大してきたことから問題は大きくなり、今回の「陵辱系ゲームソフト製造・販売禁止」を軸としたソフ倫規定の見直しが行われることになった。 こうした経緯についても、「アーベルグループ開発日記ブログ」にて記事になっている。 アーベルグループ開発日記ブログ:日本製のいわゆる18禁美少女ゲームが欧米で販売中止、人権団体が抗議活動に動く アーベルグループ開発日記ブログ:日本製のいわゆる18禁美少女ゲームが欧米で販売中止、人権団体が抗議活動に動く ~第2回 アーベルグループ開発日記ブログ:ソフ倫主催の緊急加盟会社懇談会は、6月2日開催。そのタイムスケジュールを発表。 陵辱系ゲームソフトの製造および販売が禁止される方向で話が進められるとはいっても、今現在は規制内容についての範囲を検討しているところ。 どういった状況が陵辱行為に当たるのか、どういう内容であれば陵辱とみなされないのか、明確な判断基準が求められる。 一般的には「男が女の意思に反して無理やり性的な行為を働く」ことを陵辱とみなしそうだが、例えば「女が男の意思に反して無理やり性的な行為を働く」場合はどうなるのか? 女が女の意思に反して行う場合は?性的な行為を働くのが人間ではなく、触手やモンスターだったら? あるいは性行為が挨拶がわりである「ももいろ☆ぷらねっと!」のように、陵辱行為が挨拶行為となる世界観を持ったエロゲの場合は? 「催眠ペット」や「催眠学級」のように、催眠術で陵辱行為を受け入れる状態になってしまうような場合は? 考え出すときりがないが、今後発売される商品の内容そのものに大きく影響するため、規制の詳細な条件は非常に気になるところだ。

キーワード: レイプ

2009年06月03日 23時30分