ラブコメ全開のエロを詰め込んだエロ漫画「少女革命計画」

鬼邪太郎の初単行本「少女革命計画」はラブコメ短編ばかりが詰まったエロマンガだ。かわいい女の子たちとのエッチをラブラブに、甘甘に楽しみたいと思ったら、購入リストに突っ込んでもいいだろう。陵辱系なしで、クオリティ面でも安心して楽しめる一冊だ!


■短編はラブラブな関係のエッチが多し!
少女革命計画」は単発の話が9話収録されたエロマンガ。
お話のほとんどはラブラブな男女がエッチする雰囲気のもので、陵辱系の話は含まれていない。

無理やりエッチに持ち込むような話もあるにはあるが、女の子のほうが「ヤレるもんならヤッてみなさいよ!」のように挑発して実際にエッチされちゃうような流れなので、陵辱色は少ない。
安心してラブラブエッチな話を楽しめる。


兄と妹の近親相姦セックスを描いた話も背徳感を煽るというものではなく、軽めのノリでエッチにもつれ込んでいく。ミニスカにノーパンで誘惑してくるかわいい妹が羨ましすぎる!


剣道に打ち込む幼なじみのツンデレ少女との初エッチなど、ほのぼの、ラブラブした話が多め。ふんどしを締めてサラシを巻いた剣道少女がエロかわいい


もともとラブラブな関係の男女以外のエッチが描かれる話も多いが、それら全てがほのぼの、ラブコメ調。
オナニー中の少年が怪しげな像に偶然にも精液をぶっかけてしまったことで悪魔の少女を召還し、出してくれたお礼にエッチ!という話では、悪魔の少女が少年の好きな女の子に変身して逆レイプしてくる。
その逆レイプも、その後の形勢逆転による少年が攻めのエッチも、基本的にラブエロ風味で展開されていくのだ。

偶然紹介しちゃった悪魔とエッチなことしちゃうというシチュエーションはありがちなものだけど、ラブエロ風味


「貧乏なメイドさん」と「セクハラしてくるご主人様」の話は特に陵辱的な要素を含みやすいが、「少女革命計画」では凄惨な結果にはならない。
貧乏メイドはキレてご主人様を逆に押し倒し、足コキやオナホコキで責め立てる。
どうも著者の鬼邪太郎が描く話は、どれもラブコメ、ラブエロ作品に落ち着いてしまうようだ。

セクハラに耐え続けた貧乏メイドが、後半に見せる反撃はエロい。陵辱っぽくなりそうな話もラブエロなオブラートに包まれているぞ


■イキ顔の表現力はいい感じ!
エロマンガを楽しむ上でイキ顔というのは重要なファクターであるが、「少女革命計画」のイキ顔はオススメできるポイントの一つ。
目の焦点が合わなくなってしまうほどの感じ方の表現や、ぐるぐるまなこになってしまう表現など、なかなかいい「イキ顔表現」をしている。
ただし、上記の貧乏メイドの話のように、緩めのイキ顔も多いのが残念なところだ。

しっかり抜けるイキ顔が表現されている。ただし、ストーリーやヒロインによってばらつきあるのが難点かも


個々の話にバラつきがあるものの良作 抜ける度数 3 TENGA
甘エロコメディー路線を貫いている本書は、安心して楽しめる、抜ける一冊となっている。
しかし、イキ顔表現にバラつきが多い点と、各ストーリーがオーソドックスすぎるきらいがある点が少々気になるといえば気になる。
ありきたりな話がありきたりな展開で終わってしまうことが多いため、もう一ひねりの工夫や、オーソドックスでも文句を言わせないくらいの勢いが欲しいところだ。



少女革命計画
著者鬼邪太郎
出版コアマガジン
発売日2009年3月19日
価格1,050円

2009年04月30日 15時51分