乱交!乱交!また乱交!集団性交だらけの強烈なエロマンガ

小柳ロイヤルの「聖ペナルティ学園 獄」は、テーマがシンプルで一貫している。全体を通じて何度も登場するのは乱交に次ぐ乱交、複数の男女が入り乱れての性行為だ。とはいえ、女たちもこの乱交を受け入れている。適度に明るく、激しくエロいのが特徴だ。



■何がすごいって乱交の嵐がとにかくすごいぜ!
聖ペナルティ学園 獄」ってどんなエロマンガ? と問われたら、左の画像を一枚見せるのが一番早いかもしれない。
このエロマンガの中で描かれるのは、とにかく大規模な乱交プレイだ。
大勢の男女が互いの体液を飛び散らせながら、いつまでも終わることのない乱交を繰り返す。
あまりにも異常な世界観だが、この作品に登場する男女の倫理観は、こうしたプレイに対してほとんど抵抗感を持っていない。

聖ペナルティ学園 獄」というタイトルの通り、本作は学園を舞台にした作品なのだが、冒頭で描かれる話を読むと、この学園の異常性が理解できる。
遅刻した女生徒、授業中に携帯でメールをした女生徒、無断でバイトをした女生徒など、ちょっとした校則違反を3度犯した女生徒たちは懲罰室へと送り込まれ、ペナルティを科せられるのだが、このペナルティというのが「日頃校則を忠実に守っている優等生たちに犯される」というもの。

あまりにもストレートすぎる設定だが、こうした寄り道しない直球(しかも剛速球)にはむしろ好感が持てる。
ただ「抜けるエロマンガ」という方向性にだけ狙いを定めた、抜き専用エロマンガといったところだ。
「抜けるエロマンガ」に正しい姿があるとすれば、「聖ペナルティ学園 獄」はその姿に最も近いものであるはずだ。

懲罰室以外でも、この学園では様々な場所で乱交が行われているが、それぞれの乱交は一応それなりの特徴に分かれているようだ。
露出癖のあるカップルが集まるサークルが主催したものもあれば、近親相姦者たちが内緒で集まって行う乱交があり、出会い系の裏サークルと称してその実、乱交パーティーだったというものもある。
ここまで乱交続きだとワンパターンになってしまいそうだが、小柳ロイヤルの描く女はそれぞれが特徴的で、普通だったら「その他大勢」として扱われてしまいそうなサブヒロインでさえ魅力的だ。


■先生も風紀委員も例外なく乱交を受け入れる異常な世界
聖ペナルティ学園 獄」に登場する女たちは、1人の例外もなく乱交パーティーを受け入れていく。
本来であれば乱交パーティーなどというものを取り締まらなければならない立場の風紀委員も、乱交パーティーを行っていたメンバーに捕まり、大勢の男子生徒に犯され、イキまくり、「もっとかけてェ精子ッ!足りないのォ」なんてセリフが出てしまう。
エロマンガとしてはありがちなお約束展開だが、だからといって古さを感じさせることはない。

学園だから当然、生徒だけでなく教師もいるし、見るからに真面目そうでお堅そうな女生徒だっている。
それなのに、女たちはみなこの異常な世界を当たり前のように受け入れ、自ら足を踏み入れる。
最初は抵抗していた女もいるが、一度ハマってしまったら病み付きの乱交プレイに魅了されてしまうのだ。

転校して2ヶ月、未だにクラスメイトたちと馴染めない眼鏡少女を描いた話でも、仲良くなる方法は「乱交」だ。
まだ普通のセックスですらしたことのない眼鏡少女は、クラスメイトの男子たちと手っ取り早く仲良くなるために、処女を散らし、アナルの処女も奪われ、初めてなのにヨガリまくる。

おとなしくて目立たない、暗い生徒だった眼鏡少女は、実は巨乳だったということもあり、性的な意味で男子たちの人気者になる。
現実の世界でも、学校裏サイトを使った陰湿なイジメなどが問題視される昨今、こうした方法で生徒同士のコミュニケーションを図るというのは非常に有効な手段なのではないだろうかと、強く主張したい!


エロさのみを追求したエロマンガ! 抜ける度数 5 TENGA
乱交という特殊なシチュエーションを前面に押し出した作品ではあるが、「聖ペナルティ学園 獄」は「まさにエロマンガ」と表現できるほどエロに特化した作品だ。
抜けること、ただそれだけを追求した絵柄、設定には、文句なく「抜ける度数 5 TENGA」を差し上げたい。
純粋に「たっぷり抜けるエロマンガ」を探しているのであれば、「聖ペナルティ学園 獄」のコストパフォーマンスは高いはずだ!



聖ペナルティ学園 獄
著者小柳ロイヤル
出版コアマガジン
発売日2009年2月19日
価格1,050円

キーワード: 乱交

2009年03月02日 23時02分