俺を殺したのは一体誰だ!? ヤンデレヒロインたちから死ぬほど愛される病的ブラック・ラブコメ

「ヤンデレ」、それは精神的に病んでしまったヒロインを指す、比較的新しい萌えジャンル。
主人公に対する愛情は深いが、その愛が深いがゆえに嫉妬や憎悪も恐ろしく深い。
現実の世界ではヤンデレになんて絶対に愛されたくないが、エロゲのセカイではその過激な愛情に人気が集まっている。

Chienが発売する「くるくる・ファナティック」は、そんなヤンデレヒロインの愛を堪能できるタイトルだ。
体の奥までしっかり突き刺さり、その上傷跡をえぐるように深いヤンデレたちの愛は恐ろしくも魅力的だ。


●いきなり死んだ主人公、その原因を突き止めるために死ぬちょっと前に復活だ!

「ちょっ!? 俺死んだのっ!?」

死因はたぶん背中への一撃……かどうかはもう覚えちゃいない。とにかくわかるのは、俺は死んだ。そして復活した。
けれど、このままじゃまた死んじまう! あと5日の間に死んだ原因を見つけ出さなきゃ、また誰かに殺されてしまうのだ!

「ま、精々足掻いてみな。人間風情にできるわきゃないけどさ」

そううそぶくのは、俺を蘇らせた自称・天使のファヌルだ。
誰が人間風情だ!?(いや実際そうだけど)。天使だかなんだか知んないが馬鹿にすんじゃねーっ!!(けどまあ事実だし)。
あーもう! とにかくチョームカつくぜ! けど、やるしかない! 絶対にやるしかないのだ!

それに俺には心強い味方だっている。幼なじみのわずかさんに、自称婚約者の祀利、そして同級生の弟切さん。
三人がいてくれたら、俺がんばれる! 俺、死ななくてすむかも!
……ってあれ? なにその光るモノ。もしかしてキミが犯人とか? ……ち、違うよね?

▲不思議な空間で目覚めた主人公は、自分が死んでしまったことを知る。蘇生の儀式(中出しエッチ)で死ぬ5日前に戻り、死んでしまった原因を探るのだ!

▲蘇生に成功して死ぬ5日前に戻ると、自分を溺愛するわずかとの生活や、主人公の婚約者を自称する祀利との出会いが待ち受けている。あれ? 俺ってリア充じゃね?

▲廊下を走っていて果檎芽とぶつかり、「エロゲでもそれはねーよ!」という感じの出会い方をしたり…

▲周囲の人間の記憶を操作して、ファヌルまで主人公の親戚として居候する。わずかと祀利には愛されているし…

▲なぜ死んでしまったかというと、全ての原因はわずか、祀利、果檎芽の3人が重度のヤンデレだからなんじゃないんだろうか…?


●くるくる・ファナティック 登場人物

高道 至(タカミチ イタル)

本編の主人公。何者かに殺害される運命を回避するため、ファヌルによって蘇生され、殺される数日前に戻ることになる。
外見はごく地味で、どこにでもいる平凡な青年。しかしわずか曰く、強い正義感と優しさを秘め、地上にいる人間の中で唯一信用に足る人物、とのこと。
それは言い過ぎにしても、誰に対しても分け隔てなく優しく、また困った者がいれば助け、そして筋の通らないことには全力で抵抗&怒る性格であることは確か。
現在、両親は仕事の都合で遠隔地で暮らしており、事実上わずかとの二人暮しをしている。


影宮 わずか(カゲミヤ ワズカ)
主人公激ラブ+幼なじみ+顔は氷、心は業火=友達以上恋人未満のお姉さん

主人公の幼なじみであり、1つ年上。かなりの美貌であり、また巨乳という恵まれた容貌の持ち主だが、ひどく無口であり、その顔に表情らしい表情が出たことはない。
しかしその実は極めて直情的な気質な持ち主であり、こうと決めたら必ず実行する頑固かつ強引な性格を備えている。
幼い頃、主人公に命を助けられたことがあり、それ以来ずっと彼を慕ってている。
祀利・カルナヴァル(マツリ カナヴァル)
主人公の婚約者+冷徹+ダダ甘=キルゼムオールな美少女

主人公の遠縁の親戚であり、自称婚約者。幼い外見のまま、それに見合う子供っぽいおっとりとした口調で喋る。しかし実際は、逆。
彼女の父が手を染めてきた非合法の事業により、幼い頃から相当の荒事をくぐりぬけてきた祀利は、極現実的な考えの持ち主である。
全身に銃器を携え、自分の命と誇りを全力かつ先手必勝で獲得する(つまりは殴られる前に殺す)という、かなり危険な思想を持っている。



弟切 果檎芽(オトギリ カゴメ)
同級生+腐女子+魂の姉弟=運命の弟を作ろうとするストーカー

主人公の同級生。無口で人見知りが激しく、常に猫背で顔を伏せ、ぶ厚い眼鏡をかけたその容貌は、ちゃんとすれば美人……というわけではなく、やはり性格と同じくひどく地味である。
話しかけられてもオドオドと卑屈な笑みを浮かべ、どもりがちであるため、次第に近づく者は誰もいなくなり、そして空気のような存在となった今に至る。
そんな果檎芽と奇妙な縁で知り合った主人公は、彼女の極めてディープな趣味の世界を知ることになる。
ファヌル
天使+中性的+嫌味なヤツでも世話好き=監視役兼居候の天使

主人公を生き返らせた死を司る天使。その容貌は中性的であり、少年とも少女ともつかぬ可愛さを備えている。しかし、その言動は憎たらしいの一言。
口を開けば悪態か皮肉、そして常に相手を見下した嫌味なものである。
現在、遠縁の親戚という虚偽の記憶をわずか達に植え付け、主人公の家に居候している。
 




●3人のヒロインから病的な愛情を向けられる主人公、でも愛深きゆえにっ!

わずか、祀利、果檎芽の3人のヒロインは全員、主人公のことが大好きだ。
恐ろしいまでに一途で、主人公には無条件でご奉仕しちゃう彼女たちは一見、理想的な恋人だが、嫉妬深く、思い込みが激しく、その思いを成し遂げるためにはあらゆる手段を問わない。

主人公のためならば喜んでその身の全てを差し出すが、異常で病的な愛情を持っているがゆえに、主人公を精神的に、肉体的に追い詰めていく。
うれしいけれど恐ろしい、これがヤンデレヒロインの猟奇的な愛情なのか!

▲主人公を激しく愛し、彼を傷つけるものは容赦なく排除する幼なじみ&同居人のわずか。美人だし巨乳だし恋人になれたら最高なんだけど…

▲突然家に押しかけてきた遠縁の親戚、祀利とは、幼い頃に結婚の約束をしたらしい? こんなロリ少女とエッチできるのはうれしいんだけど…

▲色んな意味で衝撃的な出会いをした果檎芽は、主人公を自分の理想とする弟(性的な意味で)にしようとストーキングしてくるぞ

▲主人公を監視するという名目で同居することになったファヌルとも、蘇生の儀式以外のエッチも用意されているぞ

▲彼女たちの欠点であり、魅力でもあるのが「病んでる」というところ。一般常識も近所迷惑も気にせず、他人が傷付くことも命を落とすことも厭わない!

▲手コキしてくれるのはうれしいんですが、口にくわえたそのカッターナイフは一体何を切るおつもりなんでしょうか?

▲足コキしてくれるのはうれしいんですが、その手に持った拳銃をこっちに向けているのはどうしてなんでしょうか?

▲とってもうれしいハーレムプレイ(左)は存在するが、あんまりうれしくないハーレムプレイ(右)も存在する。うれしくないというか、正直関わりたくないというか…


●狂いに狂った狂気の世界、でも一途な愛情は本物だ!

ヤンデレが登場するタイトルは既に多数存在するが、本作のヤンデレヒロインたちは最初から病んでいる状態にある。
突然発狂したように暴力的になったり、平気で発砲してきたり、その狂った様子はホンモノだが、主人公を溺愛して積極的に迫ってくる3人のヒロインたちの、その愛情も確かに本物だ。
現実世界で体験できない恋愛やエッチを楽しむのがエロゲであれば、ヤンデレヒロインの深すぎる愛にどっぷり浸るのもまた正しいエロゲの楽しみ方だ!


■関連商品レビュー

やみツキ!
やみツキ!
愛情の深さゆえに暴走気味!? ヤンデレヒロインたちから積極的に病的に責められちゃうAVG

くるくる・ファナティック
ブランドChien
ジャンルブラック・ラブコメディ
原画大場陽炎(『空を飛ぶ、3つの方法』)
明音(『アイドルマスター』キャラクターCDジャケット、4コマ等)
シナリオ0-take、ソウヨウ、神無月如月、和端倫
発売日2008年9月26日
対応OSWindows98/Me/2000/XP/Vista
メディアDVD-ROM 1枚
価格9,240円
詳細はこちら



キーワード: アイドルマスター

2008年09月17日 23時34分