初対面なのに「アナタが嫌い」って言っちゃう知的でキツいクーデレ少女に萌えろ！

ツンツンした態度を取りながらも内心はデレデレしている“ツンデレ”は今や、ヒロインが3人いれば必ず1人はツンデレだと言っても過言ではないほど一般的な存在となった。
対して、クールに装いつつも内心はデレてしまう“クーデレ”は、まだまだ認知度も登場する作品も少ないのが現状。

そんな中で発売されるlightブランドの新作「さかしき人にみるこころ」は、クーデレのヒロインのみに焦点を絞った期待すべきタイトルだ。
クールを通り越して、最初から主人公のことを「あなたが嫌い」と言ってはばからない知性派でキツいクーデレのメインヒロイン。
彼女が少しずつ見せる“デレ”が本作の最大のお楽しみポイントだ！



「わたし、あなたが嫌いなの。『勾坂一重』くん」

図書館で何気なく声をかけてきた彼女、真柄亜利美（まがら ありみ　CV：青山ゆかり）は、声をかけた相手が主人公、勾坂一重（こうさか かずしげ）だと気付くとそう吐き捨てるように言い放つ。

「嫌いって……どうして？　理由は？」
「特にありません、理由なんて。強いて言えば『あなたの名前が嫌いなんです』」

あまりにも理不尽な、一方的な対応に、「人に嫌われることが我慢ならない」一重は対抗心を燃やし、彼女の本心を知ろうと近づいていくのだった。




本作はジャンルを「クールビューティーペダンチック恋愛アドベンチャーゲーム」とうたっている。
「“Pedantic”＝学者ぶった、知識をひけらかす」ということで、一重が嫌いな亜利美と、亜利美をギャフンと言わせたい一重は、あらゆるテーマでお互いの知識をぶつかり合わせる。

草むしりから話を「地球温暖化」や「17世紀オランダのチューリップ・バブル」に飛躍させたり、一緒にお弁当を食べているだけなのに「古典文学」に言及したりと、お互いに知りうる限りの知識をひけらかしていく。
プレイする側としてもその薀蓄を楽しめる内容になっているぞ。





本作の一番のお楽しみポイント、萌えポイントは、普段はクールで主人公を嫌ってさえいる亜利美が、日を追うごとに徐々に見せてくる“デレ”の部分だ。
2人の仲が進展するともちろんエッチすることになるのだが、「あの冷たくあしらい続けてきた亜利美と今、キスしてる！」とか「嫌いとか言ってたはずなのに、もうこんなに濡れてる！」とか、そういったギャップがたまらない！







複数の攻略ヒロインがいるエロゲで、ツンツンした態度を取られたり、クールに無反応を装ったり、冷たい態度を取るヒロインを真っ先に攻略したくなるという人も多いことだろう。
そんな「冷たくされると仲良くしたくなる」というアナタには超オススメできるタイトルだ。

エッチシーンでのメガネの有無が選択可能だったり、服は脱いでもニーソは脱がなかったりと、フェチ心をしっかりとらえている点も好印象。

価格も安く押さえており、手軽に楽しめる本作。
クール期の釣れない言動とデレ期のギャップを楽しんでみるといいだろう。

さかしき人にみるこころ
ブランド	light
ジャンル	クールビューティーペダンチック恋愛ADV
原画	AKINOKO.（あきのこ）
シナリオ	嘘屋 佐々木酒人（うそや ささききびと）
音楽	樋口 秀樹
ボーカル	WHITE-LIPS
アフレコ	ホビレコード
発売日	2008年5月30日
対応OS	Windows2000／XP／Vista
価格	3,150円
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