おちんちんマイスター上連雀先生の最新おちんちん漫画「わたしを有明へつれてって!」

上連雀三平といえばポケモ……いや、エロ漫画好きにとってはおちんちん大好き作家として有名だ。「アナル・ジャスティス」「飲尿女神」などの作品で展開された、画面のあっちこちでおちんちんがにょきにょき、そこからお汁がぴゅーぴゅーする漫画の数々は、全国のおちんちん好きに強烈なインパクトを与え続けてきた。あっけらかんと明るい絵柄で、ごく当たり前のようにクレイジーな世界観を展開するその作風は、他の追随を許さぬものがある。そんな上連雀先生の最新エロ漫画単行本「わたしを有明へつれてって!」も、やっぱりおちんちんビンビンな作品に仕上がっているのだ。



●尾道を舞台にニートと女児がやりまくり

この単行本には、表題作「わたしを有明へつれてって!」全9話と、声優エロス漫画の「肉の天使舞い降りてBLACK RX」が収録されている。


メインとなっているのはもちろん「わたしを有明へつれてって!」。これは愛し合うおちんちん大好き娘たちの物語だ。主人公の一人である靖子は、尾道在住のニートでフタナリな同人漫画描き。そんな彼女と12歳の女の子・ひかりが恋仲になり、のべつまくなしやりまくるというのが本作の大筋。さらにひかりのレズダチである朋子ちゃんや、靖子の同人サークル仲間で幼なじみの聡美も巻き込んで、くんずほぐれつしまくっていく。


彼女たちのエッチは実にアクティブでアグレッシブ。靖子の部屋だけでなく、尾道の美しい風景をバックにエロ行為をガンガン繰り広げる様子はなんとも開けっぴろげ。その屈託のなさ、開放的で明るいやりまくりっぷりは上連雀三平ならでは。あっけらかんとした様子が楽しいやらおかしいやらで、実に愉快なのだ。


みんなで出かけた有明の巨大同人誌即売会の様子も素晴らしい。おちんちん同人誌を求めて大量のオタクが集まり、会場のあちこちで人々がおちんちんをシゴく。参加者たちが狭い場所で、触手動物みたいにからまり合って一大おちんちん祭りを繰り広げる様子は壮観。ほかの誰もできないようなマッドな世界を、萌えラブコメ的テイストで、軽々と描き出してしまう上連雀先生の剛腕ぶり。そこにシビれて憧れてしまうのである。



●すごいセリフ、すごいちんこの数々

また、上連雀三平作品で素晴らしい点として、セリフの面白みが挙げられる。ラブコメ的に素敵っぽいシーンで、「好きになった女性にたまたまおち…お肉の棒が生えてただけのことで」とか「靖子さんの精液が染みこんだこの町が好き♥」とか、エロセリフが実に滑らかに、ぽんぽこ差し挟まれるのがたまらなく楽しい。ごくごく普通な調子でおかしなこというもんだから、ついつい笑ってしまう。


あと先にも述べたとおり、ちんこ描写はやはりすごい。完成度の高い、ユーモラスでご立派なフォルムのちんちんを、本当に楽しそうに描いている。恥ずかしげもなくページをちんこで埋め尽くす、その大胆さがカッコイイ。これだけちんこを楽しそうに描く作家さんは、エロ漫画界でもこの人くらいなもんだろう。道徳だの羞恥だのといった面倒くさいものはおかまいなしの、スコーンと突き抜けた痛快さが上連雀三平にはある。


余談になるが、今回の原稿を書いている最中、引用するページの選定でけっこう困った。いちおうこのコーナーでは、「モロに局部が描かれているシーンは引用しない」ということになっているのだけど、この作品で「いいな」と思うシーンにはたいていちんこがどどーんと描かれている。おちんちんあってのこの作品なので仕方ないのだが、やはりこのおちんちんを見てもらえないのは残念でならない。というわけで、ぜひ単行本を購入し、上連雀おちんちんワールドを満喫していただきたい。


漫画「わたしを有明へつれてって!」
作者上連雀三平
発売元茜新社
発売日2008年2月15日
価格940円
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■しばた@OHP

2008年02月15日 16時30分