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狩野蒼穹の描く姉モノ漫画は、だいたいパターンが決まっている。えっちが大好き、あるいはえっちに興味津々の姉が、ショタ系のかわいい弟さんを誘ってラブラブなエッチをしまくる。もう本当にそういう漫画ばっかり。誘うってわけではなく、アクシデントからえっちになだれこんじゃうという場合もあったりはするが、天然系な姉&かわいい弟によるほのぼの和姦えっちというパターンが崩れることはない。
まあそんなわけで、狩野蒼穹の作品は、小さな差異こそあれ、基本的にどれを読んでもテイストはほぼまったく一緒だ。と書くと、「それってマンネリってことじゃん」と思う人もいるかもしれないし、実際その通りだ。しかし定番のお菓子はいくら食べても食べ飽きないように、この人の作品もどれを読んでも楽しかったりする。なんだかやめられない止まらない味わいがある。断言しよう。これはいいマンネリだ、と。
えっちシーンに関しても、ガシガシとリアルに描き込んでいくタイプではない。また、妹モノと比べると巨乳系の作品が多い姉モノとしては珍しく、おっぱいサイズも大人しい。つるぺたというほどではないが、手の平サイズで控えめだ。でもえっち自体はけっこうちゃんとやっている。というか何気に、作品内でえっちシーンが占めるページの割合はかなり多い。また、あそこやおしりの匂いをくんくん嗅いだりするシーンとか、ねっちょり舌で舐めたりするシーンとかもねちっこく描いたりしており、軽いノリながらもえっち自体は濃密だったりする。
最近のエロ漫画に慣れていない人だと、最初はこの軽さや無邪気さにちょっと驚くかもしれない。しかし良くも悪くも似たような話が続くので、萌え漫画脳、エロ漫画脳を装備している人ならばすぐ慣れることだろう。えっちに至るまでの過程はカラッと明るく楽しく、えっちシーンはラブラブで、後味はほんのり甘い。痛いこと、ヒドいことはしないので、「レイプ系とかキッツいのは苦手」という人や、エロ漫画初心者にもオススメできる。「姉モノ大好き」という人はもちろん、「ショタ系のかわいい弟さんを見て楽しみたい!」という人もぜひどうぞ。
漫画「あねSWEET」 | |
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作者 | 狩野蒼穹 |
発売元 | 久保書店 |
発売日 | 2007年8月21日 |
価格 | 950円 |
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キーワード: 姉
2007年08月27日 15時11分