魂を解読せよ――『ぶらばん!』のスタッフが贈る新作タイトルが登場!


2006年夏に発売されたアダルトADV「ぶらばん!」で多くのエロゲーマーを興奮させた「ゆずソフト」による新作「E×E(エグゼ)」が6月1日にいよいよ発売された。前作と同じ学園モノながら、「魂のデジタル化」をテーマとした秀逸なシナリオと定評のあるイベントCG・アダルトシーンがガッチリと噛み合った、期待値の高い作品。エロゲを愛するモノならば外せないこの“期待作”をまだ購入していない人のために「おた☆スケ」でもたっぷり紹介しよう!

 
 あらすじ
火事が起こった。

八坂総合病院で起こったその火事は、付近を巻き込むほどの大火災となって沢山の被害をもたらした。そこには、とある研究のために病院で働いていた伏見籐矢の母親、伏見鈴乃も含まれていた。

火事から10年、籐矢は人並みの幸せと不幸せを味わいなら、ごくごく普通に成長する。しかし、未だ彼の心には母親を失った事故の記憶が深く刻み込まれていた。

燃え盛る炎と、何も出来ない子供の自分、そして母を失ったという過去。そんな悲しみを抱えながらも、妹の真姫奈と姉のような白峯沙耶と楽しく暮らしていた。

そんなある日――

いつもの日常を送る籐矢は見知った顔の女性を見かける。それはどう見ても伏見鈴乃にしか見えない女性だった。
籐矢はどうしてもその女性のことが気になり、その姿を追いかける。そして対面した女性は、間違いなく自分の母親であった。
その母と会話する籐矢だが、どこか、違和感を覚える。そんな籐矢に対して、鈴乃は笑いながら襲い掛かってきた。

自分の母親に突然襲われ、抵抗することもままならずそのまま命の危機に晒される。
そこに突如現れた日本刀を手にした女性が籐矢の命を救うが―

死んだはずの母親が生きている理由、目的、その行動。そして、母親が関わっていたという研究……全てがわからぬまま困惑すると同時に、籐矢の胸の奥にはとある気持ちが湧き上がる。

母さんが生きているなら……今ならまだ……

――抱え込んだ悲しみと過去と対峙する伏見籐矢は、真実を求めて歩き出す。




 
 イベントシーン

「E×E(エグゼ)」に登場するイベントシーンの画像をちょっとだけ紹介しよう。前作「ぶらばん!」をはじめとした、数多くの人気作品を手がけるイラストレーター、むりりんさん、こぶいちさんによる繊細なキャライラストが物語を盛り上げているぞ!

▲妹・ツンデレ属性などバラエティ豊かなキャラクターが登場する日常シーン。妹、真姫奈のチャイナ服にも注目!

▲アクションシーンは緊迫感たっぷり。戦う女性は美しいっ!

 
 アダルトシーン

“魔術”という概念が盛り込まれたストーリーとなっている「E×E(エグゼ)」だが、アダルトシーンは直球で攻めている。アダルトゲームの王道ここにあり! と言わんばかりの入魂のアダルトシーンによって、抜きゲーとしてもそんじょそこらのアダルトゲームから一歩も二歩も抜きん出たクオリティとなっている。

▲各メインキャラクターごとに数種類のアダルトシーンが用意されているぞ

▲メインキャラクター以外にも数種類の“隠しルート”が存在する。自分の手で見つけると嬉しいっ!

 
 オープニングムービー

ここではメーカーである「ゆずソフト」がオフィシャルで公開しているYoutubeのオープニングムービーを紹介しよう。最初から最後まで動きまくりでこの作品にかける意気込みがこれでもかと伝わってくる必見の動画になっているぞ。高画質版のオープニングは「E×E(エグゼ)公式サイト」にてダウンロードが可能となっている。

 
 メインキャラクター紹介

TOUYA FUSHIMI
伏見 藤矢
「そろそろ起きないと学園に間に合わないしな」


父親を亡くし、10年前の事故で母親を亡くした少年。それ以来、白峯沙耶と妹の真姫奈との3人暮らしの主人公。

性格は至って真面目。基本的にはサッパリとしているが、時には感情的になることもこともある。

YU NOMIYA
野宮 悠
「うう、うるさーい! マネするな!」

(CV:青山ゆかり)

父親が主人公の母と同じ病院に勤めていたために、幼い頃に何度か面識がある。事故で父親は死亡。その後は施設で育てられた。

寂しがり屋ではあるが、苦労を重ねてきたせいか肩肘を張って生きているタイプ。また、人付き合いが得意ではないため、人前で完璧美少女を演じて人との距離を取ろうとする。

NATSUKI KONO
籠 夏希
「鍋。食事は鍋が一番だと思う」

(CV:みる)

主人公のクラスメイト。1人で本を読んでいることが多く、クラス内でも影は薄い。無口というわけではなく、話しかければちゃんと会話は成立する。

意外と茶目っ気のある一面も持っている。家庭の事情で1人暮らしをしている。基本的に物欲は薄く、いろんなことに無頓着。

MIO KIFUNE
貴船 未緒
「約束は守るってば 少しはお姉さんを信用しなさい」

(CV:風音)

子供の頃、八坂総合病院で育てられた経験があり、事故が起こった際にもその場にいたが、運良く助かる。そのまま事故現場から逃亡したため、戸籍、その他資料上では死亡扱いとなっている。

当時の生き証人でもあり、八坂病院で起きた事故の本当の悲惨さを知る一人でもある。
 
 サブキャラクター紹介


日向 紅葉(CV:佐本 二厘)

カワイらしい容姿とは裏腹に、ふざけて人を食ったような態度を取る女の子。幼い頃からとても賢く、その為か周りから一時偏見の目で見られたことがある。
伏見 鈴乃(CV:野神 奈々)

10年前の事故で死んだと思われていた主人公の母親。思いこんだら一直線な直情型の女性。しかし、そんな自分の行いで周りに迷惑がかかるのが嫌で、何か起こると全て自分の中に抱え込もうとする。
伏見 真姫奈(CV:榊るな)

主人公の妹。事故で伏見鈴乃はいなくなってしまったが、主人公と沙耶の手でスクスクと育てられた。
良くも悪くも自分の気持ちに正直。元気なのが取り柄で、兄である主人公が大好き。無邪気だが、それ故に無茶な行動をとることもしばしばある。



上御霊 円(CV:榊原 ゆい)

普通の少女で主人公のクラスメイト。明るく優しく人当たりがいい。主人公とは幼い頃から一緒の学校に通っていた。
八坂 柴織(CV:成瀬 未亜)

八坂尚之の養子。突然、尚之が養子にもらってきた子供。天真爛漫で明るく無邪気、まるで天使のような少年。だが、その内面にはどす黒い感情が渦巻いているらしい。
白峯 沙耶(CV:一色 ヒカル)

主人公や真姫奈と共に暮らす女性。
今では姉的な存在である。家の家事のほとんどを担っており、穏やかで優しく、母性愛に優れ非常に家庭的。ただし、人が苦しむ姿を見たいという、子供っぽいイジワルな部分も併せ持っている。



宇治上 影臣(CV:ドテラ4号)

事故から生き残った人物の1人。以前から八坂病院で働いていたが、事故に巻き込まれその際未緒を助けて逃げ出した。
加茂 寿士(CV:杉崎 和哉)

主人公のクラスメイト。アルバイトはしていないが、たまに家業を手伝っている。
人生を適当に生きているタイプ。女の子大好きで、“スキンシップ”と称してブラジャーやパンツをかすめ取るというセクハラ行為もしばしば。底抜けに明るく、めげない、前向き姿勢。おどけた態度をいつも取っている。
八坂 尚之(CV:小次郎)

若くして街にある総合病院の院長。寡黙、仕事一筋の真面目人間。
病院には入院施設も整っており、患者の中にはかつての自分の恋人だった人も含まれている。そんな恋人の世話を献身的に続けるような一面も持ち合わせている。



 
 総評

前作のクオリティによる期待度に加え、パロディネタ満載のカウントダウンFlashなどでネット界隈でも話題となっている「E×E(エグゼ)」は、シリアス要素、萌え要素、さまざまな人間模様交錯する抑揚のあるシナリオと、むりりんさん・こぶいちさんのキャラデザインを忠実に再現したイベントCGが見事に融合した究極の正統派アダルトアドベンチャーゲームだ。

抜きゲーとしても、文句の付け所のないイベントCGのクオリティに加え「魂のデジタル化」というキーワードを軸とした奥の深いストーリーによってキャラクターへの思い入れが深まり、その結果アダルトシーンでの興奮度も上がっている。オープニング動画も動きまくりで文句の付け所ナシ! 6月の本命エロゲは「E×E(エグゼ)」で決まりだっ!

 
 製品情報


E×E

(c)2007 YUZUSOFT
発売ブランド
ゆずソフト
発売予定日2007年6月01日
販売区分18禁
ジャンル学園ADV
原画むりりん/こぶいち
シナリオ天宮リツ
音声主人公以外フルボイス/スキップ可
メディアDVD-ROM
BGM制作Famishin
ボーカル曲2曲
ボーカル曲制作Angel Note
歌手名榊原ゆい/霜月はるか
動作環境
OSWindows Vista/XP/2000/(98/Meはサポート対象外)
CPUPentiumIII/600MHz(推奨 PentiumIII 1GHz)
メモリ256MB(512MB以上推奨)
ディスプレイ800×600
BGMフォーマットogg
価格9,240円
Amazon価格7,079円
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2007年06月05日 17時43分